2009Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ・予選Bグループ・柏レイソルvs清水エスパルス
時々尋ねられる。
「何で柏レイソルを応援しているの?」
「日本のサッカー観て楽しいの?」
僕だってもちろん海外サッカーは見る。
チャンピオンズリーグだってプレミアリーグだって見る。
(というか、プロ野球だって見るし、メジャーリーグだって見る)
そりゃ、マンチェスターユナイテッドやFCバルセロナに比べれば
(というか鹿島アントラーズや浦和レッズに比べても)
柏レイソルは圧倒的に弱い。レベルも低い。
プレミアリーグやリーガエスパニョーラに比べれば
レベルが低いといわれるJリーグの中においてさえ、
レイソルは弱小クラブと言っていい。
でも、地元のクラブを好きになって応援するっていうのは
テレビで海外のチームを応援するのとはまるで違う。
それは僕の生活の一部だから。
だから多分僕は、レイソルが強くても弱くても
きっと応援を続けていくだろうと思う。
それでも、だからと言って、負けていいわけではない。
クラブには強くあってほしい。
少なくとも、強くあろうとしてほしい。
そのために、決して安くないお金を払って
(例えば昨年一年間、僕が払ったチケット代は、
手数料込みでホームとアウェイ合わせておよそ7万円を超えるし
使った交通費や宿泊費、食費は軽くチケット代を上回る。
安いか高いかで言えば、高いと言っていいだろう)
レイソルの応援に行くのだ。
各駅停車で何時間も揺られて
負け試合を見て帰ってくるのを好む人はいない。
勝った試合の幸福な記憶を反芻しながら
次の試合まで過したいのは誰だって同じだ。
クラブは、そういう思いを知らなくてはならない。
それでなくては、クラブが存在する意義が無い。
弱いクラブが客をずっと惹きつけるはずが無いのだ。
クラブも、コアサポーターも口をそろえて言う。
「ナビスコカップを獲りに行く」
と。
でも僕はナビスコなんか要らない。
いや、正確に言うならば、ナビスコよりももっと欲しい物がある。
僕は、来年、ディビジョン1を戦う資格が、欲しい。
ナビスコはとても良く出来たおまけでいい。
だから、この清水戦も、僕は勝敗は二の次だという目で観た。
もちろん勝って欲しいし、そのために応援もする。
でも、それよりも、低迷するチームの改善のきっかけが観られれば良かった。
果たして、試合はどうだっただろうか。
試合の入り方に注意して臨む、そう言っていたのに
開始わずか2分20秒で先制点を許し、
セットプレーからの失点に注意する、そう言いながら
CKから簡単に追加点を許す。
選手は戦っている。
サポーターも戦っている。
少なくとも、気持ちが入っていないということは絶対に無い。
足りないのは他の何かだ。
いや、この際だから僕が感じたことをはっきり言おう。
足りないのは戦術であり戦力だ。
差がついているのは、フロントでありコーチだ。
今のレイソルに故障中の選手が全員戻ってきたとしても
レイソルがポゼッションサッカーを完遂できることはまず無いだろう。
バルセロナがマンU相手に見せたのがポゼッションだとするならば
レイソルがやっているのはポだ。
(残りのゼッションはどこか遠くにある)
チェルシーがバルセロナに対して見せたのがカウンターだとするならば
レイソルがやっているのはせいぜいカウだ。
(ンターの少なくとも一部は、多分札幌にある)
負けるべくして負けているとしか思えないけれど
僕はナビスコはこれでいいとさえ思っている。
近藤がボランチの適性など皆無であること。
茨田は才能はあるけれど、まだトップの試合には早いこと。
阿部は、90分を任せるほどの力はまだ無いこと。
得点のパターンは今のところ大津か菅沼の崩しから決まるか、
そこでファウルやCKを獲得してポポがゴールかアシストを記録するしかないこと。
(ポポがフルで使えたのは非常に大きいと言っていい)
結局のところ、相手のごついのにガツガツ当たれてGKのターゲットマンになれて
ボールを散らせてバイタルを埋められて、そして故障の少ない頑丈なボランチが必要だ。
(そんな選手はまぁまずいないのだけれど、分担でもいい)
これが確認できただけでも収穫と言っていいとすら思っている。
他にも収穫はある。
大谷はおそらくあと2試合もやればコンディションも試合勘も戻ってくるだろう。
杉山も栗澤も、再開の頃には戻ってきているだろう。
フランサもその頃には30分くらいなら使えるようになっているだろうか。
(というか、それ以上は使わなくていいと僕は思う)
戦力が戻ってくれば、そして、何らかの補強がなされれば
レイソルは今の状況は脱することはできるだろう。
少なくとも、13戦1勝なんてことはまず無いと思う。
きっと何試合かは勝つし、そしておそらく何試合かは負ける。
問題は、それでシーズンが終わったとして
残留に必要な勝ち点が獲得できるかどうか、なのだ。
そのために金が必要なら、チケットを値上げしたって僕は我慢する。
取り立てて裕福な暮らしはしていないけれど
金がある時は金を出す。
金がない時は・・・・?
代わりに、できるだけ大きな声で応援する。
その二つしか、サポーターにはできることがないから。
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