2009Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ・予選Bグループ・柏レイソルvsJEFユナイテッド千葉
水曜の試合で快勝し、今季初勝利を飾ったレイソル。
中3日でまた試合があるのは
選手にとっては負担は少なくないだろうけれど
いいイメージで試合に臨めるというメリットもあるはずだ。
今年早くも三度目のダービーマッチとなる千葉が相手だったので
移動の負担もそれほど大きくはないだろうし
サブ組の活躍を目にしたレギュラーの奮起も期待しつつ
会場となるフクダ電子アリーナへと向かった。
(近場とは言え、電車の移動は結構大変なんだけど)
先発にはフランサ、古賀、栗澤、菅野、村上、菅沼が復帰して
前節からの継続起用は大津だけだった。
これは大津だけが合格とかそういうわけではなく
次節を睨んだ起用だったはずだと思われた。
ところが、レイソルは試合の入り方に失敗する。
パスミスが多く、ボールを全くつなげずに
千葉に押し込まれる展開が続く。
千葉の攻撃陣にもう少し決定力があれば
大量失点しかねない出来だったと言っていいだろう。
その原因の一つは、フランサの不調だ。
間違いなく素晴しい選手だし、
試合を一人で決めるだけの力も持っているけれど
出来にムラがあるのもまた否定できない事実だ。
(もちろんこれは人間である以上、避けられないのだけれど)
柏の場合、フランサにボールが入った瞬間、チームは前がかりになる。
ラインを押し上げ、サイドの選手はタッチライン際を駆け上がろうとする。
したがって、そこでボールを奪われると
一気にカウンターを食らうケースがかなり多いし
柏の失点パターンの一つはこれだ。
当然相手もこれを狙っているわけだ。
そしてこの試合もそんなシーンが何度となく繰り返された。
相手のマークにボールを奪われるばかりか
トラップミスやパスミスでボールを失ってしまう。
新居に決められたゴールの起点もこれだった。
(現地で見た時はオフサイドかと思ったけれど、
動画を見る限りオンサイドだったと思う)
そうなると他の選手も思い切って上がったりすることができなくなり
フランサの選択肢も少なくなるという悪循環が生まれる。
ほとんどチャンスらしいチャンスを作れないまま前半を終え
後半に入っても、打開できない展開が続いた。
それを変えたのが、高橋監督の采配だった。
横浜戦で代えようと思っていたフランサが
交代を思いとどまった後に決定的な仕事をしたにもかかわらず
高橋監督はこの試合ではスパッとフランサを代えた。
そして、交代で入った北島と太田が
柏の攻撃陣を一気に活性化して
大津の同点ゴールを生み出した。
この采配にはかなり感心した。
成功体験というのはなかなか厄介なもので
それがなければ成功というものは具体的にイメージしにくい反面、
ややもするとそれに拘泥してしまうケースもある。
ましてフランサはチームの中心選手だ。
代えないままでも、言い訳は出来なくもない。
それでもスパッと代えるところに
この監督の決断力と戦術眼の確かさが窺える。
フランサでさえ出来が悪ければ使わないとなれば
李や菅沼だってうかうかなどしていられるはずもない。
大津がこれだけ伸びてきているのだ。
昨年からずっと、体が出来れば面白い選手になると言っていた大津だが
フィジカルの向上に伴って、目覚しい成長を遂げている。
この先も伸びてくれれば、冗談抜きに代表だって夢じゃないし
将来的には海外からスカウトだって来るかもしれない。
僕はフランサも李も大好きな選手だけれど
チームに健全な競争が起きていることは大歓迎だ。
村上だってもっともっとクロスの精度を上げなければ
蔵川と代えられるかもしれないし
鎌田だってパス精度がこのままであれば
守備専門の選手でしかなくなってしまう。
谷澤あたりにポストでボールをキープさせていたり
縦一本で裏を取られかけた小林や古賀も
レギュラーが保証されているなんて思ってもらったら困る。
近藤に至っては、胃腸炎で欠場とか何をやっているのかと言いたい。
ともあれ、勝ち点1はもぎ取った。
予選Bグループは目下首位だ。
予選突破して決勝トーナメントを狙うという言葉も
嘘ではないことが分かってきた。
今度は本割であるリーグ戦、大宮が相手だ。
楽な相手など一つもないけれど、この辺にはキッチリ勝ってもらいたい。
でないと勝ち点55なんてまず無理なんだから。
























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