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いざ国立!

今年の1月に行われたサポーターズカンファレンスで
竹本GMはこう言った。

「ファイナリストになりたい。そして悔しい負けを経験してみたい」

前後の文脈を補足しておくと、
レイソルがリーグ優勝を頻繁に争えるような強豪チームになるには
ギリギリの戦いを経験しなくてはならないし
その過程においてカップ戦を勝ち抜く経験は大きいだろう、
ということだったように記憶している。

当時は、まだ夢物語だったか、百歩譲って
「いつかそんな経験が出来たらいいね」
という程度の漠然とした目標として捉えていた人が多かったと思う。

実際、今期のJ1を戦う上で、
レイソルはまだ実力不足だということを痛感させられることも多かった。

ところが、石崎監督の退任という衝撃をきっかけにしてか
チームが快進撃を始める。

広島を延長の末に下して、ベスト4まで勝ち上がって
この29日、FC東京と決勝の座を争う試合を迎えたのだ。

チケットが発売になった時点で、チケットは既に買っていた。
無駄になってもいいや、という気持ちもあったし
ひょっとしたら行けるかもしれないという気持ちもあった。

ところが、残念なことに、仕事が片付かずに
この日はテレビで観戦する羽目になってしまった。
この辺は、自営の切ないところでもある。

試合は、両チームのいいところがぶつかる好ゲームだった。
東京はカボレを前線に置いて、鈴木や赤嶺が激しく動き回る。
トップ下の梶山、途中から出てきた石川、エメルソン・・怖かった。
ムービングサッカーのスローガンそのままの戦いで
再三にわたってピンチを作られた。

鈴木のシュートは、シュートももちろん素晴らしかったが
コースを上手く作った周りの選手の動きも見事だった。

(でも鈴木達也はうちの選手だから!)

1点を追う展開になって
後半開始直後からフランサを入れる。
そのフランサの同点ゴール。
ダイレクトで打つとみせかけてトラップでDFを置き去りにした時点で
ほぼ勝負ありという感じのゴールだった。

今期の途中からずっと言われてきた
「フランサスーパーサブ起用論」
が、ここ数試合で形になっているように思える。

そして同じく途中出場の李が勝ち越しゴールを決める。
思わず椅子から立ち上がって大声を出してしまった。

フランサと李の呼吸はこの2試合非常に良い。
来期に更に期待が持てそうなコンビだ。

DF陣も良く体を張っていた。
特に小林の出来は素晴らしかった。
カボレにいい形でボールが入りそうになると
必ず小林がタイトについてボールを収めさせなかった。

J1で今期1試合しかなかった逆転勝利を
この準決勝の舞台でやってのけるとは思わなかったが
チームが一つになっていることを実感させてくれる。

決勝の相手はアジアチャンピオン、ガンバ大阪だ。
相手にとって不足は無い、どころか
実力でいえば相当な開きがあると思う。

でも、レイソルにも有利な点が無いわけではない。

日程がタイトな上に、この日延長も含めて120分戦ったガンバは
さらに中2日で決勝に出てくるわけだ。
走り負けることはまずあるまい。
きっと後半に脚が止まってくるはずだ。

そこへ一気に攻勢をかければ・・

番狂わせの条件は十分ある。

ACLに出ると、柏の選手層からして
虻蜂取らずになりかねないという危惧の声も聞こえるけれど
若い柏の選手にとって、ACLで海外のクラブとアウェイで戦うのは
非常に大きな経験になるはずだ。

経験したこととしていないことでは
次に直面した時の余裕が違う。

このチャンスを生かさない手はない。
残留も必死で勝ち取って、ACLもやれるところまでやる、
そうすることで、初めて糧になってくるだろう。

とにもかくにも、せっかくの晴れ舞台だ。

思う存分走り回って、ガンバに一泡吹かせてほしい。
石崎さんへの手土産は、二つ目の星しか無いよね。

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